カラーオアシスを使って
2014年06月26日 作品情報
「パリのお花屋さん講座」6月はカラーオアシスを使ったアレンジでした。
カラーオアシスとは普段使う緑色のものとは違い、色を見せるオアシスでプリザーブドフラワーの資材などでもよく使用されます。
今回は初夏らしい涼しげな花材を用いたため黄緑色のものを使用しましたが、黄色・白・ピンクなど色々な種類があります。
花の隙間からオアシスが見えないように工夫する必要がないので気楽に活けられる反面、水が下に下がりやすい欠点があります。
今回とても優美な「ブルゴーニュ」という白バラが手に入りましたのでそれを活かしたいものの今の暑い時期、カラーオアシスでは持ちが悪くなってしまいます。せっかくのバラがそれではもったいない。
そこで一工夫して持ちの良いアレンジにすることが出来ました。
花は淡い黄緑と白でふんわりとまとめてありますがそれが黄緑のオアシスと重なると若干ぼけてしまいます。
そこで葉に濃い緑のヘデラの葉とスチールグラスで「締める」色を加えました。
同じ花材を使っていますがスチールグラスの入れ方で雰囲気が変わっていますね。
どちらも素敵に仕上がっていらっしゃいました。
少しずつ暑くなりそうですが7月も「パリのお花屋さん講座」は開催します。
体験いつでも受け付けております。
ビタミンカラーの春花
「パリのお花屋さん講座」4月はビタミンカラーの春花アレンジです。
オアシスをハランやコデマリで包みながらチューリップ、ラナンキュラス、ガーベラなどを活けていきます。
ビビッドな色、はっきりとした形の花に少しやさしい色や形のSPバラやコデマリを加え柔らかさを出しています。
生徒さんには作る際に「流れ」を意識していただくように指導しました。楽しい中にもテーマをもって作品作りに挑んでいただきたいと思っています。
実はイースターが近かったのでイースターのアレンジにしようと思っていたのですが、仕入れの際、あまりに可愛らしいチューリップを見つけ急きょデザインを変更しました^^;
春の球根花も終わりに近づいているせいか、入学シーズンが終わったせいかお値段も非常にお買い得。ついついたくさん買いすぎて盛りだくさんなアレンジとなりました。生徒さんも大喜びでした。
母の日に向けてまたお花の値段も上昇しますので、次回のパリのお花屋さん講座は5月中旬以降の予定です。
体験を受け付けております。
コンサート出演者へのブーケ
2014年03月28日 作品情報
花があふれる春に沢山のお仕事をいただき感謝しております。
さて今回はコンサートに出演される方への贈り花(ブーケ)です。
「大人っぽくて知的な方」へのプレゼントとのことでしたのでラヴェンダー色のバラ・カーネーション・チューリップに濃い赤紫のアリストロメリアとやや青みがかったヒヤシンスを挿し色にして束ねました。ここでは見えませんが、支えに使う葉もアトムという赤紫のドラセナを使っています。
ヒヤシンスを使ったのはもう一つ理由があります。ヒヤシンスはとても高貴な香りがします。贈り主へのイメージにふさわしいと考え今回使わせていただきました・
花は生き物ですので旬がすぐに移り変わります。先週は仕入れの時チューリップが目立っていたのですが、今回は少な目かつ小さ目になっていました。今回は使いませんでしたが、ストックの花が沢山でていました。春になったことを実感します。
Le jardin bleu au printemps
2014年03月27日 作品情報
3月の「パリのお花屋さん講座」は球根花を中心に「春の庭」を作りました。
お彼岸近くと卒園式シーズンで花が高騰していましたが何とかチューリップ、ラナンキュラス、アネモネを入手。それに宿根スイトピーやアイビーを使ってナチュラルな作品にしました。
この時期だからこそ出来る発色のよい青や紫の花。実際の庭でもよく見られる「ブルーガーデン」の再現です。ただし、ラナンキュラスまで紫にしてしまうと全体が暗くなるので、淡いピンクの入った白のものを選びました。宿根スイトピーの白の一緒に春の明るさを出しています。
作るときの注意として「なるべく同じ種類の花は1か所に固めるか流れをつけて入れる」ということを申し上げました。庭に球根を植えるとき、同じ種類の花をバラバラに散らすことはあまりしないと思います。バスケットの中のオアシスを花壇に見立て、花壇をデザインするようにアレンジをしていただきたかったので「自分だったらどうやって花を植えるか」ということをポイントにしていただきたかったのです。
生徒さんの作品です。クリックしていただくと全体が見られます。それぞれ自分の想いを込めた庭を並べてみると同じ花材でも違うアレンジになります^^ みなさん素敵に仕上げていらっしゃいました。
男性へのブーケ
2014年03月18日 作品情報
卒業・卒園式シーズンになりました。このシーズンは日ごろの感謝を込めてアレンジやブーケの注文が増えます。
左のブーケは幼稚園の園長先生(神父様)へのプレゼント花です。
球根花が豊富な時期なのでちょっと形の変わった赤いチューリップとオレンジのラナンキュラス。それにバラやアリストロメリアを加えてブーケにしました。黄緑色の細いグリーンはこれも旬の麦です。
男性へのブーケなので春色でも淡くせず、あえてはっきりとした色を選びました。
ご依頼主の感謝の心が伝わるように心を込めて製作しました。
先生への小さなブーケ
2014年03月04日 作品情報
娘に「明日先生のお誕生日なので花束を作ってほしい」と頼まれました。
体調他諸事情あり、仕入れは近所のお花屋さんで。ローズ系ピンクを中心に紫。ゼンマイとブプレリウムをアクセントに選びました。
それを家に持ち帰り、小さなブーケに仕上げました。手を痛めていたこともあり、短時間で、作りやすい花を選んだというのもあります。
レッスンの時は市場中心で仕入れますが、個人的なちょっとしたプレゼント花の場合は近くのお花屋さんで仕入れることもあります。思わぬ花との出会いがあることもあり勉強にもなります。
先生はとても喜んでくださったそうで、一安心でした。
バレンタインのハート形アレンジ
2014年03月04日 作品情報
ご無沙汰してしまい申し訳ありません。
今年は大雪の影響か梅の花が今頃盛りですね。道を歩いているとほのかな香りが漂ってきて幸せな気持ちになります。
2月は諸事情によりレッスンをお休みさせていただきました。ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。
上は1月末に作った「パリのお花屋さん講座」ハート形のアレンジです。レモンリーフの葉を一束用いて形を作り、ハート形にします。葉を枝から落とすところから、オアシスの周りに形づけるまでかなり時間と労力がかかりましたが、その分出来上がった時の喜びもひとしおでした。
周りがハードだった分、中のアレンジは大きめの花を用いてシンプルに。淡いピンクにシキミアの赤をアクセントにして仕上げました。
展覧会への贈り花
2013年12月16日 作品情報
寒い日が続いています。市場もクリスマスの花に加えお正月飾りが出回るようになり、今年もあと少しだなと感じるようになりました。
左の写真は毎年ご注文頂いている堂園まり子さん展覧会への贈り花です。1年に1度の大仕事。ご注文いただいてから「今年はどのようなアレンジにしようか」と頭でいっぱいになります。
大体の形や色合いを決めて、市場に行くのですが花は生き物。当日の仕入れでまったく違うものに変わることがあります。毎年のことなのでなるべく今までと違うものを、少しでも去年よりいいものをと思って作っています。
今年はとても素敵なガーデンローズとオレンジ色のチューリップ、こっくりとした赤のカラーが見つかりました。その花を中心に黄色のサンゴミズキとヤシャで器を囲み、最後に烏瓜でアクセントを。直径35センチの豪華だけれどどこか可愛らしいアレンジになりました。
お客様はもちろん、堂園様もとても喜んでくださったそうです。
これからも日々精進しなければ…と思います。
パリのお花屋さん講座作品
2013年11月30日 作品情報
いよいよ今年もあと1年となりました。
今年は公私共に多忙で中々ブログが更新できず申し訳ありませんでした。
そのような中でもマイペースに楽しみながら「パリのお花屋さん講座」行われています。
最近の作品です。
実と葉のレッスン。大きなアンスリウムの葉とラズベリーの葉で器を作り、パイナップル、ブラックベリー、青リンゴの実を飾りました。残念ながらアレンジ用なので食べられませんが、すっきりとした夏らしいアレンジとなりました。
赤いドラセナをリボンにした大人のハロウィンアレンジ。
左奥の白い実が実はカボチャです。ギザギした葉がコウモリの羽のよう…?!ダリアや大輪のバラを使ってシックに仕上げました。
クリスマスが近づいた11月末に行ったレッスンでは黄色のサンゴミズキを使ったツリー風アレンジ。基本的には秋色を使ったアレンジですが、中にヒバやソテツを使ったことで少しだけクリスマス感を出しました。仕上げに烏瓜をツリーに絡ませるともう少し可愛らしい雰囲気になります。
来月はキャンドルアレンジの予定です。また、リースの特別レッスンも予定しています。お問い合わせはinfo@millefleurs-paris.com
先生方へ感謝を込めて
2013年05月12日 作品情報
3月末にご依頼のあったアレンジメント。お世話になった先生方に感謝のプレゼント花です。
ベースとなる花と形は同じですが、クラスカラーがそれぞれ赤・黄・青とのことでしたので少しだけ違う花をいれて差別化しました。
赤と青はアネモネ、黄色はラナンキュラスが主役です。あたかも花束を横に置いたような形に作りました。仕上げにクラスカラーのリボンをひそませて花を引き立てました。