お悔やみの注文花
2012年02月24日 作品情報
お客様からの注文花です。
かなり大きなアレンジで、ボリュームがあります。
お悔やみのお花ですが、ご覧のとおり白中心で淡いピンクが入っています。
お客様から「なるべく白×グリーンだけではなく、クリーム色か淡ピンクなどを混ぜて少し明るいものにしてほしい」というご要望がありました。
お客様曰く、「『亡くなられた直後にたくさんお花を頂いたけれど、あまりに白ばかりでぞっとするくらいさびしくなった』とご遺族の方が以前お話しされていたので」とのこと。
受け取られた方の心が慰められ、少しでも明るくなれることをお祈りしながら心をこめて作らせていただきました。
中に入っている「くるくる」はゼンマイです。
お客様が「とてもユニークなお人柄だったのに加え、一緒に山菜を取りに行った」とおっしゃっていたのを伺っていたので、敢えて加えさせていただきました。
普段のアレンジと比べてお悔やみの花はどうしても白や青、紫などでさびしくなりがちです。
今回製作してみて、少し温かい色を入れるのもいいかもしれない、と勉強になりました。
ご要望に応じて注文を承っております。
アカシアを使って~フルーツと花
2012年02月16日 作品情報
パリのお花屋さん講座 2月は出始めのアカシア(ミモザ)を使った
ハランの器のアレンジでした。
例年ですとこの時期は春の花が市場にたくさん並ぶのですが、最近の寒波(豪雪)の影響もあり、花の入荷が少なく、値段も高騰していました。花数を少なくしたシンプルなアレンジも考えたのですが、今回は「元気な花を」と決めていたのでなにか工夫を、と思いました。
いろいろ考えた末、リースに使ったドライのオレンジスライスが残っていたのを思い出しました。アカシアの黄色にも合うし、オレンジの花と合わせることに。
せっかくフルーツを入れたのでさらに青りんごを!と結局フルーツと花のコラボレーションのアレンジとなりました。
まだつぼみなので見づらいかと思いますが、ガーベラと青りんごの隣には菜の花が入っています。野菜も入って美味しそうなアレンジです。
もう少し時期が遅くなるとアカシアが黄色いかわいらしい丸い花をつけ、ピンポンマムの大きな丸い形と合ってきます。それが少し残念ですが、天候にはかないません。
天気に左右されるというのも生花ならではの醍醐味で、そこをどうにかするのが
講師としての腕の見せ所だと思っています。
プリザーブドの注文花
2012年02月06日 作品情報
お客様からご注文を頂いたプリザーブドフラワーのアレンジメントです。
このHPの表紙のブーケを気に入っていただき、「似た雰囲気のお花をプリザーブドフラワーでプレゼント用に」とオーダーしていただきました。
表紙のブーケは私が親友の結婚式に束ねたもので思い入れがとてもあります。
プリザーブドフラワーは生花よりも単価が高いため、同じようなイングリッシュローズは使用できませんでしたが、その分色合いに気を付けて心をこめて作らせていただきました。
オフホワイトのバラを中心としてなかに淡いピンクの花や珠をグルーピングで。
小さめですが、オフホワイトにほんのり中心がピンクのプリザーブドローズが手に入りました。
そこでグラデーションをつなげました。
葉やバスケットも白みがかったものを選び、花との一体感を出しました。
お客様も「イメージ通りでした」と喜んでくださり、こちらも心から嬉しく思いました。
贈り花の注文はメールでもお電話でも承っております。
044-865-3971(留守の場合はお名前とお電話番号を残していただければこちらからご連絡します。)
少しでもお客様のイメージに合うアレンジをお届けしたいと思っております。
認定講師勉強会
パソコンの不調により更新が遅くなりましたことをお詫びいたします。
先週日仏フローラル芸術協会認定講師の勉強会がありました。
講師が集まり、フランスの最新のアレンジの方 法を学ぶとともに教え方などについて勉強します。
他の講師の前でアレンジのデモをし、批評を受ける勉強もあるので、講師にとっては緊張の1日です。
今回私はブーケ・ア・ラ・マン(手でスパイラルに組むブーケ)の担当でした。オレンジの花を中心にグリーンの花を合わせて作りました。
デモ終了後、いろいろな講評を受け、とても勉強になりました。
このように日仏フローラル芸術協会では日々研鑽を抱えております。
ちなみにこの花束。来客がしばらくない日でしたので、翌日小さなミニアレンジにして知り合いにプレゼントしました。
数人が集まるときのちょっとしたプレゼントに手軽にできるアレンジで、覚えておくと便利です。いずれ「パリのお花屋さん講座」でもご紹介します。