ノエル
2015年12月04日 作品情報
アドヴェントも始まりいよいよ本格的なクリスマスが近づいてきました。
この時期はアレンジ教室は大忙し。毎年どのようなアレンジにしようか楽しみな時期でもあります。
今年のアレンジはクリスマスツリーのアレンジ。作り方は一緒ですが、片方に葉を巻くことで雰囲気の違うツリーを二つ作ります。オーナメントやリボンをつけて下には数種類の葉や実をこんもりと。金のマツカサや赤のグラデーションのカーネーション・リンゴの実で華やかさをだしました。
今回敢えてカーネーションを使ったのは長持ちする花だから。
12月初旬のレッスンでしたのでなるべくクリスマスまで持つようにと花を選びました。
美術個展への贈り花
2015年11月06日 作品情報
左の写真は先日、西麻布ギャラリーで行われました堂園まり子さんの個展へと注文を受けましたプレゼント花です。
チャクワンブルー」を発見。少し変わった色のリンドウも出回っていた時期でしたので今回は紫を中心としたアレンジにしました。
ハロウィンが近かったとはいえ、少し涼しくなってきた秋に青紫だけですと少し寂しい印象になります。そこでカーネーションやケイトウの赤紫やピンクがかった紫のバラを加え少し温かみもあるアレンジに致しました。
また、今回のポイントは枝を網目に組んで作ったオブジェ。そこに葉にくるんだ容器を固定しデンファレをアレンジ。一風変わったアレンジとなっています。
プチブーケ
お教室以外にも時々ブーケ(花束)やアレンジを依頼されることがあります。
左の写真は少し前に作った花束です。バレエの発表会のためのプレゼント。紫が好きなお嬢さんと伺ったので赤紫のバラを使ってあとはピンクとのグラデーションでまとめました。秋でしたらもう少し濃い色の実や紅葉した葉を使いますが、初夏なのでみずみずしいキイチゴの黄緑の葉を合わせすっきりとさせました。
こちらは先生へのお誕生日プレゼント。娘がサプライズで持っていきたいとこっそり用意していた(作ったのは私ですが^^;)ものです。
夏らしくヒマワリを入れてオレンジ×黄色に。元気いっぱいの先生のイメージですが、大人の女性ですので敢えて茶色のトルコキキョウを混ぜ落ち着いた雰囲気を出しました。
大きなブーケではなくてもちょっとした心遣いはうれしいですよね。
教室と合わせて贈り花のご依頼もご相談ください。
フトイの舟形アレンジ
2015年07月06日 作品情報
まだ梅雨の時期ではありますが、市場では夏の花が続々と入荷しています。
鬱陶しさを吹き飛ばすように「パリのお花屋さん講座」でも初夏のさっぱりとしたアレンジを作りました。
フトイという細長い植物を使って舟形の器を作り、そこに盛り合わせたように花をアレンジしていきます。
ガーベラを中心にヒメひまわりやスプレーカーネーション(またはモカラ)、黄緑色のすがすがしいアワなどをいれすっきりと。
淡い黄色のスターチスが脇役ながらボリューム感を出してくれます。
いつものお花屋さん講座では同じ種類の花をかためて活けることが多いですが、
今回は同じ花を全体にまんべんなく活けるクラッシックスタイルです(中央のガーベラのみ固めています)
基本形に近いクラシックスタイルは手先の器用な日本人には作りやすいかと思います。確かにその通りです。
最初に基本線となる花を入れてその線をはみ出さないように次の花をいれていくのでどこに花を入れるかわかりやすいのです。
ただし一方で日本人は几帳面すぎて形通りにつくりすぎてしまうという難点もあります。
フランススタイルのアレンジはエレガントさが何より大切。基本には忠実に、でもエレガントさとナチュラルさを失わないようにいけるので
意外に難しいのです。
形を作りすぎないように、アワを少し飛び出して躍動感を出すなど基本形に近いながら「型にはまりすぎない」アレンジ。
最初は「終わる気がしません><」とおっしゃっていた生徒さんも最後には
「終わりました!豪華になりました!」と喜んでいらっしゃいました。
PC復活~レッスン紹介その1
2015年07月02日 作品情報
ここしばらくパソコンの調子が悪くなかなかブログを更新できませんでしたことをお詫び申し上げます。
結局機械がクラッシュしてしまい、パソコンを新調いたしました。
幸いハードディスクに問題がなかったのでデータの取り出しはできましたが
かなり時間がかかってしまいようやく落ち着いた状況です。
さて、パリのお花屋さん教室のレッスンまずは5月から。
ちょうど芍薬のシーズンでしたのでやわらかい花弁を生かしたやさしいアレンジを作りました。
こちらはゴールドラッシュという真中が黄色い芍薬を使いました。
アイビーの葉の器に飾ることで優しさをアップ。
ただし、あまりに淡い色だとぼけてしまうのでピンクスターの濃いピンクをアクセントにしました。
下は違う曜日のレッスンでの生徒さんの作品です。
こちらはサラベルという少し濃いピンクの芍薬に濃いピンクのバラ。
たとえ2日違いであっても市場の仕入れ状況により花材が変わってきます。
アイビーの流れを生かしお二人ともとても愛らしく作ってくださいました。
パリのお花屋さん教室、生徒さん募集中です。
グループ、単発レッスンも行っております。
までお問い合わせください。
小さなレディへのプレゼント花
2015年04月20日 作品情報
春ならではの透明感あふれる色の花々を束ねると幸せな気分になります^^
この写真は先日卒園➡入学された女の子へのプレゼント花です。
ぱっと輝くような明るい笑顔が印象的な彼女へはやはり可愛らしいピンクの花束にしようと決めていました。
少し珍しいローズピンクのチューリップを発見したのでそれをメインに淡いピンクのバラやスイトピーをあわせ、白いこわにーの花で優しさをアップしました。
ピンクのラッピング用紙でくるんでサテンのリボンをかけてプレゼント。
花束に負けないくらい可愛らしい笑顔で喜んでくれました。
スイトピーのバレンタインアレンジ
2015年02月14日 作品情報
2月の「パリのお花屋さん講座」オレンジのスイトピーを使った
バレンタインアレンジでした。
前回の仕入れで市場に行ったときにこのオレンジのスイトピーに一目ぼれ。
次回はこれを使うと心に決めてありました。
スイトピーのフリルのような花弁や少し弓なりになった形をいかすために
器の中心に少し噴水状になるように活け、周りにオレンジのラナンキュラスやアリストロメリア、
ホワイトレースなどを加えて春の華やかさを添えます。
それだけでも十分豪華で楽しいのですが、やはりテクニックも必要ということで今回はミスカンサス
という細長い葉のワイヤーワーク2種をご紹介しアレンジに加えました。
左の写真の右側がそのワイヤーワークの一つ。
緑色のハートが2つ重なっているのが分かりますか?
これはワイヤーにミスカンサスを巻き付けて作っています。オブジェを加えるときもなるべく自然に見せるのがフランス式の特徴です。
さらに今回は生徒さんのリクエストにお応えすることができました。
一つはユリの花を使うこと。今はまだつぼみですが、スイトピーに合わせたオレンジのユリを仕入れることが出来ました。
生徒さんのお一人がユリがお好きだと伺っていたので今回つかえて本当によかったです。
もう一つは器のリサイクルです。
どうしてもアレンジを長く続けていると器が沢山たまってしまいます。
器と花との一体感やデザイン性を追求すると仕方がないことなのですが、
そうはいっても同じ器が使いまわせるにこしたことはないというご意見もごもっとも。
今回器の大小はあったもののご自宅にお持ちの器を使うことが出来ました。
こうした生徒さんからのリクエストにもできるものはお応えすべくアレンジを考えております。
白枝を使ったテーブルアレンジ
2015年02月02日 作品情報
パリのお花屋さん講座1月は白枝を使ったテーブルアレンジでした。
雲竜柳の白枝を市場で発見し、その微妙なラインの美しさに惹かれ、
それを活かすアレンジにしました。
このアレンジは「柴のアレンジ」ともいわれ、フランスでも枝を束ねて器を作りアレンジします。
今回は「さらし」と言われる、漂白した白い枝でしたので、それに合う白とピンクの花。
アクセントに紫のスカビオサで春を先取りしたものの、シルバー系の葉を加えて冬の季節感を出しました。
シンメトリーに作ると可愛らしく整った印象になるこのアレンジですが、今回は敢えてアシメントリーに挑戦。
活け方はクラシックスタイル(mix)ですが、こうすることでコンテンポラリーな雰囲気が出てきます。
レッスンでは基本線からバランスよく、形を崩さず活ける方法の他、花材の形や色を活かした活け方などをお教えしました。
月1回のパリのお花屋さん講座、体験を随時受け付けております。
明けましておめでとうございます
2015年01月09日 作品情報
ブログの更新が滞り申し訳ありません。
昨年度は私も家族も体調不良や怪我で思うような活動が出来ませんでしたが、
それでも温かく見守って続けてくださる生徒さんに恵まれ、何とかやってまいりました。
本年度はもう少し色々と活動したいと思っております。よろしくお願いいたします
さて写真は年末年始用のお飾りです(写真をクリックしていただけると全体がわかります)。
レッスン日が12月の中旬だったため、造花やオーナメント、そしてプリザーブドフラワーを使用しました。
お正月というともっと和のテイストの強い、色のはっきりとしたものがおなじみです。
ご要望をいただいたときにそういったものを作ろうかと悩んだのですが、
せっかくのフランス式のアレンジメント教室なのでそのエスプリを取り入れたものにしようと決めました。
ただもちろんお正月といえば日本の文化も大切です。
アクセントとしてゴールドに色付けされた稲穂や和柄のフエルト、サテンの玉、組紐を使い和のテイストも加えています。
少し長く飾れるよう、写真のようにクリスマス用のリボンも持ち帰っていただき、時期によって組紐と付け替えていただきました。
アイビーの器夏アレンジ
2014年07月26日 作品情報
暑い日々が続いておりますがお元気でいらっしゃいますでしょうか?
パリのお花屋さん講座7月は「アイビーの器夏アレンジ」でした。
アイビーを使って器を作り、上に夏らしい黄色の花と実を活けました。
今は種類も増えて様々なニュアンスを出せる向日葵をメインに薄いクリーム色のミニガーベラやアリストロメリア、アワなどを加えさっぱりとした明るいアレンジです。
横から見るとこんな感じ。アイビーの器の意味がお分かりになりましたでしょうか?
さらに今回は実物を2種類使っています。1種類はブラックベリー、もう1種類はラフランス(洋ナシ)です。珍しい実物の登場に生徒さんも興味津々でした。
このアレンジ、時間がかからずに簡単に器が作れるのがいいところなのですが(暑いので根を詰めない
カリキュラムを選びました)、アイビーの巻き方によって器の形が違ってきます。
そしてその上のお花も活け方によって形はさまざま…
私はオーソドックスにラウンドの器にラウンドになるようにしましたが、
生徒さんはピラミッド型に器を作ったり真四角に器を作ったり。
その上のアレンジも個性が光り、皆さんまったく違う形になりました。
基本形のアレンジではないため、私はある程度生徒さんの自由な発想の作品を見守り、
ある程度形が決まってきたところでどのように仕上げるか方向性を指導しています。
8月は夏休みでレッスンはお休みですが9月の講座の体験、受け付けております。